人を育てること人間学

見えないところを美しく保つこと

プロフェッショナルの最低条件

私はある時を境に、出勤したら必ずトイレ掃除をするようになりました。

今も欠かさず、やっています。掃除をするとはこころを整えること。働き始めた頃、先輩に教わって、その時は恥ずかしながら軽視していたのですが、仕事をしていて気が乱れる時、かならず周囲が散らかっていることに気付き考えを改めました。

また、社会人になり、一流とはどんな人をいうのか?プロフェッショナルとはどんな仕事をするのか?学んでいくにつれ、当たり前のことが当たり前に出来ることが最低条件だと理解しました。

プロフェッショナルのこころ

人の想いやこころは、目に見えません。でも表すことはできる。何によってかというと形です。直には見えないけれども、形としてなら見ることができると私は思います。恋愛ドラマで女性が時々いうところのセリフ「愛してるなら形で示して」です。

レストランサービスでいえば、テーブルセッティング、内装、料理。スタッフの挨拶、話し方までそうです。

たとえば、テーブルセッティングが乱れていたらお客さまはどう思うでしょう?厳しい方は、お客様をもてなそうという気持ちはあるのかな?と疑うでしょう。内装もそう。高級レストランで、サランラップが客席から見えるとろに置いていたら?私なら、がっかりします。駅内の立ち食いそば店ならいざしらず、高級レストランであってはなりません。

でも、レストランに長く勤めた経験からいうと、そういうことはちょっとした気の緩みで、出てしまうことがあります。私自身、それでお客様を幻滅させた事がある。それも一度ではないことを白状します。

プロフェッショナルは違う。こころがどこに宿るかをよく知り、どんな時もお客様を裏切りません。

目に見えないところこそきれいに

お客様の目に届くところを美しく保つのは当然です。汚かったら、それだけでお客様を出迎えるこころがないと判断される。ミシュランの星付きレストランの共通点をご存知でしょうか?例外なくトイレが美しく保たれています。

私はさらに、目に見えないところこそ美しく保つことが大事だと考えています。なぜならそれは、こころを磨くことに他ならないから。

こういう論理です。

[こころは目に見えない=目に見えないところをきれいにする=こころをきれいにする]

掃除をするとはこころを整えることと先輩に教わりましたが、さらに発展させて「掃除をするとはこころを磨くこと」と私は結論付けました。そうすると形となって、お客様に必ず伝わる。

それはサービス哲学であると同時に、HICOの理念でもあります。

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