人間学

水五訓

水のような業界で水のように生きる為に

水と縁が深いような気がします。

これまで住んできた場所はすべて川のそばでした。ここ数年、手帳に書き留めた言葉も、水に関わる言葉が多かった。

●上善如水

・・・最良の生き方は水の如く(老子)

●夫れ兵形は水にかたどる。

水の形は、高きを避けてひくきにおもむき、兵の形は、実を避けて虚を撃つ。

水は地に因りて流れを制し、兵は敵に因りて勝ちを制す。

故に兵に常勢無く、水に常形無し。

・・・水のように臨機応変に体制を整え敵の弱点をつけ(孫子)

●水五訓

①自ら活動して他を動かすは水なり

②常に己の進路を求めて止まざるは水なり

③障害に遭いて激しその勢力を百倍にするは水なり

④自ら潔うして他の汚濁を洗い、しかも清濁併せ容るるは水なり

⑤蒸気となり雲となり雨となり雪と変じ雹と化し、凝っては玲瓏たる鏡となりたえるも其性を失はざるは水なり

(黒田如水)

特に黒田如水(黒田官兵衛)が編纂したという水五訓。これはパソコンのデスクトップに表示して、毎日、こころの中で唱えていました。

水商売だからこそ

思えば、飲食業というのは水商売。なぜ、水商売と言われるか。運や人気や時代や情勢に左右される生業だからです。Wikipediaをみると「先の見通しが立てにくい」ともあります。この業界は、本質的に持続しにくいのです。10年続くお店は10件に1件もないのも当然でしょう。

私が目指すのはこの不確かな地盤に、持続性のあるレストランを創ること。それには水の性質を理解し、味方につけなければならない。

この水五訓は、私個人としても、お店としても、HICOに勤めるスタッフにとっても、そして飲食業にとっても、良い指針になると思います。持続しにくいといわれる水商売だからこそ、上善如水、最良のあり方を示してやろうと思うのです。

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