その他、雑感・雑学

どうしたらソムリエになれる?

ソムリエの難易度と、努力する価値

どうしたらソムリエになれるんですか?とお客様に聞かれることがあります。

日本ソムリエ協会が毎年実施している資格試験に合格すればなれますよ、と答えるのですが、お客様が本当に知りたいのはその「難易度」と「価値」であることが多いですね。

まず、ソムリエになるには受験資格を満たしていなければなりません。ソムリエは、3年以上、飲食店で勤めた経験がある人が受けれる試験です。

ちなみにシニアソムリエはソムリエとしての職歴を最低3年。飲食店経験は10年ないと、受験資格がありません。

詳しくは、日本ソムリエ協会のホームページをご覧いただければと思います。

ソムリエを目指す方へ

以前書きましたが、ソムリエの価値というのは年々、低くなると考えています。(理由については、こちらの記事をご覧ください。)

これからソムリエを目指す方には、ソムリエになること自体を目的にするのではなく、ソムリエになって何をするのか、ということを念頭におくようアドバイスしています。あくまでもソムリエは手段として考えておかないと、ただのソムリエ業ではお客様からも、会社側からも必要とされません。10年前ならまだしも、お飾りで存在する価値は、ソムリエにないからです。

せっかくやるなら、シニアソムリエの取得までを目指すべきです。資格はあくまで資格で、それ以上でも以下でもなく、過度に重みを持たせるべきではありません。しかし、シニアソムリエの数は、ソムリエのたった9%、全国で約2000人しかいません。逆に言えば、ソムリエになった人の91%はシニアソムリエにならないというのが現実なのです。

数が少なくて需要があるほど価値が上がるのは、市場原理です。

ソムリエ試験の内容

さて、試験内容について簡単に解説します。

ソムリエ試験は、1次、2次と段階があります。1次試験は筆記です。マークシート式の問題が約100問出題されます。ワインに関することはもちろん、日本酒や焼酎、ミネラルウォーターなど飲料全般に関する知識が問われます。また、食に携わる者としては当然の意識を問う、衛生や食中毒についても最低限の知識がないといけません。

でも、車の運転免許を取る時と同じで、何度も繰り返し問題を解いていけば、誰でも70%はクリアできます。それが合格ラインですので、難しくはありません。(具体的な勉強の進め方やアドバイスはまた別のページにまとめる予定です。)

テイスティングと実務

2次試験は、1次試験を突破したら受けられます。試されるのはテイスティングと実務。

テイスティング試験の定番は、3種類のワインとその他の飲料のブラインドテイスティング。すべて銘柄を伏せて、ワインであれば、色合い、香、味わいの表現、それから生産地やブドウ品種、ブドウの収穫年などを答える形式になっています。これもマークシート式なので、コツさえつかめばそう難しくありません。

実務試験は、練習が必要です。

これは、格式あるフランス料理店に勤めている方が圧倒的に優位。日ごろから教本通りのサービスを実践できるからです。業態上、形態上、それが難しいお店は、本やビデオをじっくり見て、ポイントを踏まえ、学びなおさないと難しいです。

私も勤め先はイタリア料理店でしたし、カウンターサービスが中心でしたので、型を一から勉強しました。18工程くらい手順が細かく決まっているのです。

試験ではかなり緊張しました。まして試験官は、ソムリエとしての経験を積み重ねてきた熟練の先輩方。ワイン雑誌で顔を見る著名な方もいました。ソムリエ試験では、デカンタージュといって、ワインをカラフェ(ガラス瓶)に移し替える作業を行います。制限時間は3分。私は2分かからず終わってしまって、手順をすっとばしたかな!と焦りましたが、ただ拙速に進め過ぎたようです(笑)

明日は、シニアソムリエ試験を解説しますね。

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