その他、雑感・雑学

シニアソムリエになるには?

ソムリエと比べてどのあたりが難しいのか

シニアソムリエは、ソムリエ資格を取得して3年経っていること、飲食店で10年以上の実務経験があることが受験資格になります。

今からソムリエ資格をとるなら、シニアソムリエまで目指すべきと部下には伝えてきました。日本にソムリエ資格を持つ人は、2016年度の統計で23,096人。シニアソムリエは2,036人。圧倒的に、シニアソムリエの方が少ないのです。

日々コツコツやれば大丈夫

試験内容は、ソムリエより格段に難しくなりますが、日々、コツコツと重ねていけば、心配ありません。ただ、準備期間は少なくとも半年はほしいところです。一日30分から1時間勉強する時間を作れれば、筆記試験は必ず通ります。

ただ問題はかなりマニアックなものも出てきますよ。クロアチアやチェコなどマイナーなワイン産地の知識も問われました。それに数問、英語での出題があります。問い自体は難しくありませんが、まずは質問を理解できるかどうかです(笑)

スパークリングワインのサービス

難しいのは、2次試験。私が受験した年は、仮想客への発泡性ワイン(スパークリングワイン)のサービスで、これを1分30秒以内に終えなくてはなりませんでした。手順通りにいくと、ぎりぎりの時間です。発泡性ワインは、注ぎ方はもちろんですが、グラスの温度や汚れでも泡の立ち方が違います。

グラスがワインよりもあたたかすぎたり、ほこりがついていたりするだけで、ブワーッとすごい勢いで泡立つのです。ボトルも重く、片手では掴みにくい形状のものも多いので、美しく注ぐのは結構むずかしいんですよ。

プレゼンテーション

1分30秒でサービスを終えたあと、今度は1分30秒で、サービスしたワインのプレゼンテーションです。

私にとって幸いだったのは、そのワインが普段から使っていたワインだったこと。

「ASTIといって、イタリア・ピエモンテ州の発泡性ワインです。日本ではマスカットと呼ばれるブドウ品種から作っておりアルコール度数も低めなので、ワインを飲みなれない方にお勧めです。わかりやすく言うと、白ぶどうスカッシュですね!合わせる料理は、、、」

なんて説明して、そろそろ良いかな、、、と思っていると、試験管の方は「あと30秒です」と来た。

もう説明することないよ、と焦りました。「中でも20歳になりたての女の子にはおススメです。でも、飲みやすいので、あまり飲み過ぎてはいけません。。。」と最後は訳の分からないことを言っていました(笑)

プレゼンテーション2

シニアソムリエの試験で特徴的なのは、サービス実技よりも、プレゼン力が問われたことです。次の課題も、料理名の書かれた紙を渡されて、それぞれに合わせるワインと、その理由をプレゼンするというものでした。これは普段から、お客様に提案していないとできません。教科書通りの料理は5品中2品くらいだったと思います。

この課題に、明確な答えはありません。各ソムリエの個性が光ります。苦手な人も多いようですが、私はこういう課題の方が得意です。ワインと料理の合わせ方と言うのはセオリーがあるようでなくて、最も大事なのは、その瞬間をどう楽しみたいかという、飲み手の目的だと思うのです。

それに合わせ、期待以上を演出するのがソムリエのスキルでしょう。ワインと料理の合わせ方に関しては、また機会を作って、まとめようと思います。

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