人を育てること

複雑の種を生まない

複雑さは、失敗を生むきっかけになります。

例えば絶対に抑えなくてはいけない料理工程で10個あるとします。

ある人はもう1工程加えて、より美味しくしようと試みました。しかし、結果的に絶対に抑えなくてはいけない10工程のうち、1個を忘れてしまった。

これはレストランに限らず、よくあることなのです。特に、チームで仕事している場合には。

より品質を高めようとその1工程を加える気持ちは、良いかもしれません。ただその場合、必要なのは、その情報の共有です。

レストランでは、内にもライバルがいることが多々あります。人格の低い人は、良い発見をしても、周りに伝えません。自分だけのものにしようとする。それが、最も大事にしなくてはいけないお客さんに迷惑をかけることも知らずに。

1人で生きて、仕事しているならいいでしょう。しかし、人と関わり、2人以上のチームで仕事する以上、情報共有は欠かせない。社会人となって一番始めにおそわることは、報告・連絡・相談です。それが出来ないと仕事ははかどらず、失敗するからでしょう。

レストランはその点、社会的リテラシーが低いと感じることが多々あります。

むしろ、物事を、複雑にすることで、差別化しようとする向きさえある。本来はそうではなく、改善を重ねシンプルにしていくことが本分です。

勝手な判断、思い込み、確認不足、これがお客様に迷惑をかける。