祖父が大事にしていた絵をもらいました。
祖父のお兄さんが書いた達磨の絵。筆一本で書かれた達磨で、墨の濃淡だけで、威厳のある目や厳めしい髭、転んでも立ち上がる不屈の強さを表現しています。
「これはおれの大事な絵だから、お前に授ける」
実は、祖父もすこしぼけかかってきているのです。でもこの時は、何度も「良かった」といって、目を潤ませていました。
御歳94才。
「おれも先が長くないことくらいわかってる」
その前に、大事な絵を見届けることができて良かった、というのです。
昔から、すごい力のある絵だと思っていました。その絵の前では、背筋が伸びる。嘘はつけない。これはたぶん、自分の甘さを戒め、苦難に出会っても乗り越える強さをくれるだろうと思いました。
大事に大事にします。
コロナショックにより、人の暮らしから考え方、働き方は大きく変わるのでしょう。
どうなるのか?というよりも、どう生きたいのか?
たいせつな人たちと楽しく人生を送る為に必要な資産と、生き方を、ない頭で頑張って考えてます。あなたのお役に立てれば幸いです!