お客様にとって人生最高の美味しい記憶を創りたい
グランピング(グラマラス・キャンピング)が近年、ブームになっています。簡潔に言うと、グランピングとは「ホテルの快適さ×キャンプ」。
この市場は、ますます大きくなってくると思います。理由は、人の移動手段がより自由に、楽に、コストもかからなくなってくるから。
車の自動運転化の技術は日に日に進歩発展しています。寝てる間に目的に着いてしまう、という未来もそう遠くないでしょう。
また、つい先だってのニュースで、日産が電気自動車の充電を月額2000円のサポートサービスを始めたと、ありました。極端な話、1か月で日本一周しよう、という計画を立てたとしても、燃料代は2000円。ガソリンならいくらかかるでしょう?日本一周をおよそ12,000kmとすると、私の四駆で1?あたり平均14km走行ですから、857?。ガソリンが120円としても10万円以上かかる計算です。
もし代替エネルギーが開発されたら、燃料代はゼロになる日もくるかもしれませんね。
そうやって考えていくと、気分転換に今度の週末はグランピングに。なんて人は多くなりそうです。従来のキャンプとなると、テントをはったり、火を起こしたり、それをまた片づけたり、何かと面倒な場面も多いですが、グランピングならばトイレもシャワールームも、ベッドもソファもついていたりするので非常に快適です。
また、燃料費がかからなくなれば旅行先での支出も多少、増えるでしょう。
レストランの価値はどう変わる?
これからのレストランは郊外こそチャンス!と考えています。人の移動手段がより自由に、楽に、コストもかからなくなるなら、ちょっと足をのばして遠くに食事に行こうという人も増えるはず。都会のせせこましい建物に押し込められて食べるより、開放的な自然空間で楽しみたい!と。
食の業界では、ミシュランの三つ星レストランが最高峰だと考えられがちですが、その価値はきっと壊れるか、今より、重要視されなくなると思います。そもそもミシュランのコンセプトは「わざわざ足を運ぶ価値のあるレストラン」です。移動手段がより自由になるなら、地方はかえって脚光を浴びやすくなる。もしかしたら三ツ星レストランは、地方に増えるかもしれません。
レストランとアウトドアを融合させる!
昨日、人が「美味しい」と感じるにはどんな段階があるのかと考えました。
人は日常的に食を楽しめるようになると、時には非日常空間で楽しみたいと思う。それを満たすのがレストランの役割のひとつです。これまでも幾度か書いたようにいまひとつ、レストランはその役割を果たせていないばかりか、新たな提案が出来ていないと思っています。
私は、三ツ星レストランを創るつもりはありません。お客様にとって人生で最も美味しかった記憶を創りたい。
それでできたイメージコンセプトのひとつが「レストラン×アウトドア」。
レストランの洗練された料理と上質な会話、アウトドアの自然を感じる空間とアクティブな演出。バーベキューのような楽しい時間と、ちらちらと燃える炎を見つめる癒しのひと時。。。
・・・まだイメージが沸いてきませんよね?ごめんなさい。明日からはイメージをどんどん具体的にしていきます。