私が大事にしている「水五訓」という言葉の中に、
「」
蒸気となり雲となり雨となり雪と変じ雹と化し、凝っては玲瓏たる鏡となりたえるもその性を失わざるは水なり
とあります。
これは連鎖と循環を表した言葉でありながら、その本質は変わらないことを説いた言葉だと私は思っています。
海の蒸気は雲となり山にぶつかり雨となって地上に降り注ぎ、川を作り、やがて海へ戻っていきます。川の役目は何かといえば、山の滋養分を海へ伝えること。それによって、海のプランクトンが豊富に育ち、それを捕食する小魚や海老、貝類を育て、さらにそれを餌とする生き物たちの食物連鎖を創り出します。
旨い魚の住処
私は、魚がほんとうに旨い地でしばらく暮らしていました。
その美味しさに何度も感動した。その理由のひとつは、車で走っている時に気付きました。
右側に海、左側には切り立った山。
幾度もその場所を行き来していると、ある時、川の数の多さに気付きました。数えてみると、30kmの区間で川が20本。支流を含めると、もっと多くの川を数えることができます。
なるほど、この地形にそのヒントはあったんだなと思いました。きっと、海に注ぎこむ川の数とその質により、そこに住む魚の旨さは決まる。同じ魚種でも水揚げされる場所によって、微妙に味が違うのは、それも理由のひとつだろうと思います。
分かっているようで分かっていなかった、五感で感じた発見でした。
コロナショックにより、人の暮らしから考え方、働き方は大きく変わるのでしょう。
どうなるのか?というよりも、どう生きたいのか?
たいせつな人たちと楽しく人生を送る為に必要な資産と、生き方を、ない頭で頑張って考えてます。あなたのお役に立てれば幸いです!