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人を育てること

コミュニケーションの威力

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コミュニケーションを制す者はすべてを制す

組織においてコミュニケーションという概念がいかに大事か、私はいま勤めている会社で知りました。

コミュニケーションを制す者はすべてを制す。

私の師匠はそう言います。

会話力がミスを防ぐと、昨日書きましたが、もう少し深めて、コミュニケーションの威力について、まとめておきたいと思います。

コミュニケーションの目的

100年続くレストランを創る。

それが当レストランの大きな目的です。

そのために、一生記憶に残るくらいの食体験をしてもらうことが、日々の目標になります。

私を含め、当店に勤めるスタッフはそのためにチームを組んでいる。

平たく言うと、お客様を感動させるという共通の目標のために。

コミュニケーションをとる目的もそこにつながっています。

もしコミュニケーションがなければどうなるか?

相手の考えていることがわからず、本当に共通の目的を持ってやっているのか?

それさえもわかりません。

ほう・れん・そう

また、報告や連絡が行き届かなければ、お客様に多大な迷惑をかけてしまうことは簡単に想像できます。

料理のオーダーがきちんと通らなければ、作れないわけです。

気の利いたサービスなど、まず出来ないでしょう。

お客様が料理を食べて、ぽつんと、セロリは苦手なのよね、、、と呟いたとします。

その料理に入っていたわけですが、あなたならどうしますか?

セロリを抜いた料理を提供する、違う料理に変える、セロリの香りが嫌ならその香をマスキングするようなワインを提案する、など対処の仕方は色々ありますが、そこに行く以前に必要なことがあります。

相談です。

それがなければ、手の打ちようがないのです。

1人で考えたとしても、出来ることには限りがある。

以上は、業務において最も基礎的な、いわゆる「ほう・れん・そう」のことですがこれもコミュニケーションのうちのひとつです。

問題を未然に防ぐ

主体的に仕事をする人は、さらに高度なコミュニケーションをします。

問題を発見し、あぶり出し、解決し、そして、未然に防ぐのです。

入口の階段は、年配の方には少し高いかもしれない。

それなら、一言声をかけるようにしようか、それとも、少しだけ遠回りだけど、違う入り口から案内してはどうか?

さらには、車いすの方はどうやって案内するか、案内をするのに十分なスペースがないなら階段の段差を埋める板をセットしてはどうか?

こうした議論に発展していきます。

言われたことしかやらない指示待ちの人には決してできないコミュニケーションです。

問題をあぶり出し、解決するのもコミュニケーションならば、より効率的にスピーディに仕事を建設的に進めていけるのもコミュニケーションのなせる業なのです。

相手の立場に立つ

さらに深くなると、コミュニケーションというのは、会話を飛び越えることがままあります。

あうんの呼吸がそれです。

一緒に仕事をしていると、相手が、話さないでも何を考えているか分かる。

いま、一方がスパゲッティをゆでていて、ソースの準備をしてるから、次のタイミングで、このスパイスと、飾りと、オリーブオイルがいるな、と見るや、手に取りやすいところにサッサッと必要なものをだしておく。

すると、使う方は、探したり、手を伸ばしてとる必要がないのでストレスなく仕上げにかかれます。

次の作業への移行もスムーズです。

これは実際に私が勤めていたレストランの厨房での一コマですが、言葉はなくてもコミュニケーションは成立しています。

一緒に仕事をする相手の仕事を知れば知るほど、これができる。

コミュニケーション能力を高めるために大事なことは、相手を知ること。

相手をよく見ること。

そう考えています。

このように、コミュニケーションが高度であるほど、お客様を感動させることができる確率は高くなります。

それを、恥ずかしがったり、臆したり、他人がどう思うか気にしたり、怒られることを恐れたりしていては、個人も成長しませんし、チームが機能しません。

だから、昨日から繰り返しになりますが、当レストランでは会話力、コミュニケーションを重視しようと考えています。

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