「ほら、高尾山の麓にできたレストラン、知ってる?」
「あーなんか高いみたいよ」
高尾で暮らしはじめて、3年。都会に近く、空気がきれいな場所を求めて、夫と2人の子供と共に移り住んできた。
新宿までは1時間。中央線で一本。高尾は始発駅だから、最初から最後まで座れる。夫も私も、ネットビジネスで生計を立てているので、好きな時に休憩し、好きな時にご飯を食べれる。
決して、贅沢をできるくらしではないけれど、私たちはプライベートな時間をもっとも大事にしている。趣味も、映画の好みも、好きな料理が異なっても、ワークライフバランスのライフへの考え方が、私たち夫婦は一致していた。
「実はね、こないだ、結婚記念日にいってきたのよ」
都内に住む友人が、高尾のレストランの話をしたのに少し驚いた。
「3か月前に、彼、予約してくれて」
「へーどうだった?」
「なんか、ちょっと、変わってた。でも、ほんと、たのしかった」
「変わってた?」
「うん、中に入るとまるでバーみたいな雰囲気でさ、目の前はガラス張り。禅寺とキャンプ場をミックスしたみたいな庭が開けてて、なんか、いいのよ」
「へー外から見ると、ヨーロッパのプチ別荘のような、ロッジみたいな感じよね」
「うん、それが、扉明けると異世界」
「料理は?おいしかった?」
「うん。でもさ、いまどき、おいしいなんて当然じゃない?私が感動したのは、料理というより、その演出かな」
「演出?」
「メニューブックから、皿、グラス、料理の出し方、コースのストーリーだとか、なんていうのかな、型にはまらない感じが良いなって」
「そうなんだ、私、高尾にいながら、ぜんぜん知らない」
「きっと、気にいると思う。たしかに安くないけどさ、人生のうちで一度はいきたいレストラン?」
「そんなにいうなら、私、いってみようかな」
「うん、いってみて!」
※上記は、レストランを高尾にオープンした後の、未来を想定した創作です。あくまでイメージとなりますので、ご留意ください。こんな感じで、口コミになるよう頑張りたいと思います。
コロナショックにより、人の暮らしから考え方、働き方は大きく変わるのでしょう。
どうなるのか?というよりも、どう生きたいのか?
たいせつな人たちと楽しく人生を送る為に必要な資産と、生き方を、ない頭で頑張って考えてます。あなたのお役に立てれば幸いです!