写真を見たとき「あ、やられた・・・」と思った空間づくりがあります。
圧倒的な設備と知名度を誇る星野グループのグランピング施設『星のや富士』。
レストランとなる建物からガラス超しに見える景色。
たき火の揺らめきと、木々が織りなす誰も逆らえない自然のデザイン。
音楽は、川のせせらぎと、共に過ごす人との話し声だけ。
こんな空間を作りたいと思っていました。
それに近いのが、この写真でした。
今にも、この世界に吸い込まれそうなあこがれがある。

粋な言葉づかい
ホームページにある文章も味わいがあります。
その斜面を歩きながら、視線は足元を見つめる。
そこには土があり、草が生え、樹木が伸びている。
深く息を吐きながら、草木に視線を這わせて天を見上げる。
葉の形状がそれぞれ違い、針広混交林であることに気づく。
赤松の枝と紅葉の葉に遮られ、影が顔に落ちる。
太陽光の角度を意識すると、1日の見え方が変わった。
自然が魅せるあらゆる些細な瞬間に、目を見開いていく。
―――星のや富士ホームページより抜粋
まるで、小説の一節。
森を食べる
ここでは、一年中、ジビエ料理を味わえる。
鹿もイノシシも、季節により味が違うそうです。
考えてみれば当然。
魚だって、春の鯛と、秋の鯛は違います。
本来、自然とはそういうもので、誰も逆らえない法則なんですね。
だから『星のや富士』の語り手は、こう言う。
ジビエは、森を食べているに等しい。
さすが。
世界観の作り方がすごい。
あまり私が語らずに、こちらをご覧になっていただくのがよさそうです。
コロナショックにより、人の暮らしから考え方、働き方は大きく変わるのでしょう。
どうなるのか?というよりも、どう生きたいのか?
たいせつな人たちと楽しく人生を送る為に必要な資産と、生き方を、ない頭で頑張って考えてます。あなたのお役に立てれば幸いです!