スポンサーリンク

サービス哲学

世界のどこにもない、接客サービス

投稿日:

2021年、東京・高尾に開業予定のグランピングレストラン。

人生最良の美味しい記憶をお創りするために、とことん考え抜いたレストランにしたいと思っています。

細部に至るまで独自色を強くします。

メニューも、皿も、提供方法も、料理内容も。

最も力を入れるのは何か、というと、サービスです。

サービスは目に見えて目に見えない

接客サービスは誰にでもできそうで、誰にでも出来るものではありません。

給仕なら誰にでもできるでしょう。

配膳もできる。

奉仕も、できると思います。

でも、サービスは違います。

サービスには形がありません。

正確には、形式としてはありますが、本質は目に見えないものです。

おもてなし?

おもてなしも、似たようなニュアンスかもしれません。

形式はあるが、目には見えない。

共通点は、こころ。

そう言ってしまうと、ありきたりになるのは否めませんが・・。

説明するのは結構むずかしいんですよね。

目に見えない、ということは、真似されにくい、ということです。

大事なことは目に見えないところにあると、師匠からはいつも教わってきました。

経験を重ねるごとに、ほんとうに胸にしみます。

形も、形式も真似ることは簡単ですが、無形のものを真似るのは困難です。

世界のどこにもない、接客サービス

だからこそ、可能になるのが、当店だけにしかできない独自のサービスです。

理論的に世界のどこにもないものを創ろうと思えば、真似されにくい、無形のものを考えた方が良いと思ったのです。

もちろんメニューも皿も、料理も、形式としてオリジナリティを追求します。

しかし、独自のサービスが根幹にあり、それと連鎖することで、世界のどこにもないものを創る。

アナログ・コミュニケーション

ポイントは、人と人との会話でしかうまれえない、コミュニケーション。

AIやロボットができないことです。

アナログのコミュニケーションを大切にする。

だから、レストランの構造は、お客様との会話をしやすい構造にします。

たとえば、レストランにありがちな、テーブル席。

視線が対等になりにくい

テーブル席だと、コミュニケーションを取る上で、何が問題か?

それは、お客様との視線が対等になりにくいということです。

サービスマンは立って、お客様を見下ろすように話をします。

膝をついたり、かがんだりすることもできますが、古典的な形式では、立ながらが主流でしょう。

私だけかもしれませんが、前々から違和感を持ってました。

というより、お客様は自分たちで食事と共に会話を楽しむのであって、サービスマンとの会話を楽しむわけではないからかもしれません。

AI全盛時代だからこそ

デジタルが進化し、人と人との接点がますます希薄になりそうな近未来。

楽しんでもらったり、喜んでもらったり、感動してもらったりできる、アナログ・コミュニケーションは、貴重なスキルとなるでしょう。

だからこそ、テーブル席型のコミュニケーションでは、限界があると感じます。

そんな中、バーに代表されるカウンター席は、足の長いハイスツール椅子が多く、サービスマンとの視線が対等になるように設計されているところがあります。

中には、イスは普通の高さでも、カウンター側は、一段地面を低くして、視線を合わせるように作られたお店もある。

そうすると、バーカウンターに座るのが苦手な方でも、抵抗が少ない設計になります。

カウンター側の向こうは舞台

当レストランでは、客席を大きく2つに分けようと考えています。

カウンター席と、テーブル席。

カウンター席の目的は、お客様とアナログ・コミュニケーションをする場。

テーブル席は、お連れの方とゆっくりとお過ごしいただく場。

役割を分けたうえで、コミュニケーションの仕方を変えます。

特にカウンター席は、面白くしますよ。

カウンター席に座ったら、そこから見える景色はすべて、演出します。

日常を感じさせるものは一切見せません。

まるで、舞台の観客席に座っているかのような感覚になってもらいたいと思います。

よく読まれている記事

1

世の中の99%の飲食店が「味」で勝負する中、「吸い込むスピード」で勝負した人がいます。 藤田田氏です。 最近、藤田氏の著作を読み返していて、改めてその視点の高さと、数学的根拠から発想した施策の数々に驚 ...

2

生物学から読み解く料理のヒント イカやタコはどのような進化を経て、いまの姿になったのかご存知ですか? 先日読んだ本『ウニはすごいバッタもすごい』(本川達雄著/中公新書) で詳しく知ったのですが、元々は ...

3

白いやつの正体とは? 魚や肉を上手に料理するには、たんぱく質の理解が欠かせません。 たんぱく質をどう料理するのが適切か学んでいる中で、魚を焼いた時、白い塊、時には液や泡のような<白いやつ>が出てくるこ ...

4

集客は、アイデア次第。 お金を使って集客はできますが、考えることで、コストを大幅に削減することができます。 かならずしも、広告媒体を使う必要はないのです。 スターバックスの集客アイデアは、他の飲食店で ...

5

科学的に美味しさを考えてみる 以前、美味しさの構造について書きました。 環境が美味しさに及ぼす影響が大きいと、その時に答えを出していますが、もう少し科学的見地から考えるとどうなるのか?人が単純に、口に ...

6

面白い本を読みました。 マーケティングの本ですが、事例が豊富で、セールスのヒントが詰まってます。 ジョセフ・シュガーマン著『シュガーマンのマーケティング30の法則』(フォレスト出版)。 その第一章から ...

-サービス哲学

Copyright© 東京・高尾のグランピングレストラン かくれんぼ , 2019 All Rights Reserved.