戦略を組み立てる際の私なりの「戦略マップの作り方」を書き留めています。
目標を数値化し、達成すべきまとまった売上を城に見立て、絵(戦略図)を描いていくのです。


戦略マップの描き方
目標を数値化したら、A4紙の2/3を埋め尽くす四角めの円を描きます。
それが、獲得すべき領土。
目標です。
そこに、城を配置していきます。
その城を落とすとどのくらい領土が手に入るか、数値化します。
知恵を振り絞り、領土をまたいで、あらゆる想定をして、これをやればかならずこの領土は手に入るという確信を得ます。
兵力の配置
次は、優先順位と、兵力の配置。
もちろん、大きな城程、ひとつ落とせば成果は大きいのですが、いつ落とすのか?
誰が落とすのか?
ということを考えなければいけません。
その城を落とすためにあまりに時間と人手をとられては、他の城を落とすのが遅れ、結果、手遅れになる可能性も出てきます。
この優先順位をつける判断が、ランチェスターの「選択と集中」なのでしょう。
だから戦略家は、全体を見て、どの順番でかかるか、どこに兵力を多く割き、どこに時間をかけるか、決めなくてはなりません。
その為の戦略マップです。
兵力と成果は比例しない
しかし、大きな成果が見込めるからと言って、そこへ兵力を傾けるのは必ずしも良いとは限りません。
理由は、少ない兵力でも落とせる可能性があるからです。
そこへ兵力を傾ければ、機会損失を生む。
他の城を落とすために回せる兵力を、無駄遣いしたことになります。
たとえば、一本100万のワインを売るには、ソムリエ一人の力量で済みます。
そのために、多くの人が動く必要はない。
それなら、お客さんに手紙を書き、フェアの料理を開発し、日々のレストラン業務をこなすのに時間をさくべきです。
これは意外と盲点です。
いざ現場に立つと、成果が大きいものへ偏りがちになりますが、分散させた方が結果は良くなる場合があります。
そんなことも、戦略マップを描いていると見えるようになりました。
コロナショックにより、人の暮らしから考え方、働き方は大きく変わるのでしょう。
どうなるのか?というよりも、どう生きたいのか?
たいせつな人たちと楽しく人生を送る為に必要な資産と、生き方を、ない頭で頑張って考えてます。あなたのお役に立てれば幸いです!