事業の一つとして、戦略的Web制作サービスを請け負っています。
「戦略的」とつけるのはもちろん理由があります。
ホームページ制作に必要なスキルは、プログラマー的スキルだけでは務まりません。
WEB構築するデザイナー的スキルと、それと、売れる仕組み作りをするマーケティングスキルが必須です。
なぜならホームページというのは、事業戦略において重要な役割を持つことが多いからです。
新型コロナの影響で、デジタルはより加速して、人々の生活に不可欠になってきましたから、ホームページの戦略的立ち位置はますます重要になってきました。
ですが、プログラマー的スキル、デザイナー的スキル、マーケティングスキル。
それらをバランスよく持ち合わせたWEB制作会社はそうそうありません。
WEB制作会社はたくさんありますが私は出会ったことがない。
ホームページ制作を事業のひとつとしているのは、そのすき間を狙えると考えたからでした。
販売価格5000円➡30万円に!
あるクライアントの話です。
そこは、オンラインで勉強を教えるオンライン先生でした。
月謝はなんと5000円。
周囲が8000円前後で設定している中で安すぎました。
スキルがないわけではありません。
むしろ、一局面においては突出していたし、お客さんとのコミュニケーションはとても上手でした。
それに加え、ビジュアルが良い。
きっと異性にもてるだろうな思うような顔立ちと、声です。
3年間で30倍計画
値段をあげるには、根拠がなければいけません。
ユーザーに対する説明が必要です。
ここで真っ先に、品質、を持ってくるのは賢明ではない。
まず売切れ状態にします。
売切れになるということは、その商品・サービスには需要があって、供給が追い付いていないということ。
経済現象でいうと物の価値が上がる「インフレ」です。
その状態にするのです。
商品・サービスによりますが、その人にしかできない仕事である場合、「インフレ」状態を演出するだけで、1.2~3倍の値付けができます。
差別化する最も簡単で難しい方法
差別化するのにもっとも簡単で、難しい方法が、値上げでしょう。
人は、高いには高いなりの理由があると考えます。
もちろん、根拠があっての値付けであり、その価値に見合うサービスを提供できなければ、クレームの嵐ですから、持続性を求めるとコツコツ努力しなければいけません。
そこが難しいという意味ですが、でもそれは、顧客に価格以上の価値を届けようと思えば、ごく当然のことです。
その当たり前の努力を続ける意思があるのなら、そもそも安く売るべきではありません。
1時間80万円を請求する経営コンサルタント
ある経営コンサルタントは、富裕層だけを顧客にしていてなんと1時間80万円もらっているそうです。
その方は富裕層向けに英語教材の開発にも携わっていて、たしか3か月で40万だったと思いますが、販売していました。
顧客となる富裕層の理屈はこうです。
3か月で英語を習得できるとするなら、1時間80万円なんてめちゃくちゃ安いじゃないか・・・。
こうした人は、安いところを選びません。
そういうところには、その値段でしか集まらない顧客がいる。
富裕層は、そこを避けたがります。
だから多少割高でも、高値の方を選択する。
値上げスパイラル
まとめると、値上げして、売切れ状態にし、自分の商品・サービスをインフレ状態にし、さらに値上げして、売切れにする。
あるクライアントへのコンサルでは、これを繰り返し、3倍、10倍、20倍、30倍へと、コンサルとして携わる前の30倍の売上を達成しました。
理念を忘れないこと
ただし、ひとつだけ重々注意しないといけないことがあります。
それは、理念、哲学を大事にすること。
限りある時間で、最大効率を求めるのは事業として当然ですが、「利」ばかりを求めて、人間関係や自身の内面を磨くのをおろそかにしていると、値上げ幅と実際の価値とが見合わなくなる可能性があります。
顧客との関わり方を変えなくてはいけないかもしれません。
人によっては、顧客との関りこそ大事にしたいという場合に、望まない結果となるかもしれない。
それでは、何のために値上げをしたのかわかりません。
値上げは、自他ともに幸せになる為に行うべきものです。
私は、縁と恩と感謝をたいせつにしたいので、いくらお金を積まれても、出来ない仕事を無理して引き受けないようにしています。
コロナショックにより、人の暮らしから考え方、働き方は大きく変わるのでしょう。
どうなるのか?というよりも、どう生きたいのか?
たいせつな人たちと楽しく人生を送る為に必要な資産と、生き方を、ない頭で頑張って考えてます。あなたのお役に立てれば幸いです!