ホームページを作成したら、MEO対策をすることが重要になってきました。
MEOとは「Map Engine Optimization」の略で、つまり、Googleマップの検索で上位表示されるように対策を行うことです。
とはいえ、店舗型ビジネスでない場合や、オンライン販売などの事業では、必要でない場合もあります。
※また、リスクを考慮し、あえてMEO対策をしない、という選択肢もありますが、それについては後述。
MEO対策が有効になるのは、こんな事業です。
- 店舗型ビジネス(飲食店、美容室、小売店、ショッピングセンター、サロンなど)
- 地域密着型ビジネス(建築・塗装、運送、葬儀屋、士業、便利屋など)
- 地の利型ビジネス(農業、水産業、食品メーカーなど)
- エンターテイメントビジネス(水族館・テーマパーク・映画館など娯楽施設、パチンコなど)
- 医療ビジネス(病院、個人医院、介護など)
- 教育・習い事ビジネス(英会話、塾、ヨガスタジオ、ジムなど)
- その他施設(公共施設、公園、保育園、学校など)
来店型ではなくても、マップ検索でそこにあるとアピールするだけで何らかのメリットがあるなら、有効です。
【誰でもできる】MEO対策において、おさえるべき4つのポイント
MEO対策は、SEO対策に比べ難しくありません。
以下、4つを最低限おさえればひとまずOKだからです。
1.Googleマイビジネスに登録する
Googleマイビジネスの登録にはGoogleアカウントが必要です。
個人でも登録は可能ですが、会社(店舗)専用のアカウントを作られることをおすすめします。
アカウントをお持ちでない方は、下記Googleの公式ページよりアカウント登録を行ってください。
もし、既存事業の場合、すでにGoogle側によって、Goggleマイビジネスの登録がある場合があります。
確かめる方法としては、グーグルマップで自社の店舗名・屋号を検索するだけ。
登録されていれば、検索結果で出てきます。
その店舗情報内に「ビジネスオーナーですか?」と出るので、そこをクリックして登録を進めてください。
登録されていない場合は、「●●」は見つかりませんでした、と表示されます。
Googleマイビジネスの登録がない場合
新規事業などで、まだGoogleマイビジネスの登録がない場合は、下記から登録できます。
https://www.google.co.jp/intl/ja/business/
2.Googleマイビジネスの情報を正確に登録する
Googleマイビジネスは以下のような情報を充実させることができます。
- 店舗名・会社名・事業所名
- 業態
- 住所
- 電話番号
- HP情報
- 営業時間
- 写真
それぞれを、正確に登録してください。
ここで大事なことは、基礎情報をホームページと一字一句同じにすること。
特に「店舗名・会社名・事業所名」。
写真も、ホームページで使用している画像を使用すると良いです。
ユーザーの立場に立って、どんな写真があると訴求力があるかを考えて登録してください。
飲食店であれば、やはりおいしそうな画像はもちろんですが、お見せによってはスタッフの明るい笑顔や店内の雰囲気を登録すると良いですね。
早ければ3日程度で、登録内容が反映されるようになります。
3.口コミを増やす
MEOにおける掲載順位を決定する要素の他の基準として、口コミの多さが重要な基準となっているようです。
口コミで良い評価が多いことはもちろんですが、その数が多いほど、ユーザーがお店選びをするときに参考になると判断されます。
良い口コミは、他のユーザーに自信を持って情報提供できるサービスと判断され、優先的に上位に表示される可能性が高くなります。
口コミの注意点
ただし、絶対に、やってはいけないことがあります。
それは、自分、あるいは身内、自社スタッフなど関係者で投稿しないこと。
良い口コミを増やしたいと思って、そういうことをすると、ペナルティが下されるようです。
実際、検索上位のサイトが一瞬で検索圏外にまで落ちることは珍しくありません。
Googleの検索機能はとても賢くなっていて、自分の違うアカウントで投稿しても、関係のない身内に投稿してもらっても、わかってしまう場合あります。
せっかくコストと時間をかけて作ったホームページが圏外になっては、意味がありません。
口コミを増やす方法
口コミを増やすには、良い口コミを書いてもらえるよう、常に品質・サービスを向上し、投稿してくれたら、コメントに対し丁寧に、誠実に返信すること。
これに尽きます。
Googleマイビジネスの口コミを増やす方法に奇策はない、と思った方が賢明です。
上記、注意点で解説したようにリスクはあっても、持続性はありません。
顧客に期待以上の価値を届ける努力を怠らず「よろしければ感想をいただけると嬉しいです」とコツコツ促すのが上策。
よこしまなことを考えず、正しく事業を行っていくしかありません。
悪い口コミへの対処法
ただ、どんなに誠意をもって仕事をしていても、悪い評価がつくことはあるでしょう。
店舗型ビジネスの場合は、避けようがありません。
また、競合他社による嫌がらせや、故意に評価を落とそうとする人もいます。
口コミは自分で削除はできませんが、明らかに嫌がらせや故意であるなど悪質な場合、Googleに報告してください。
投稿コンテンツに対し、Googleはポリーを設けていますので、あてはまる場合は削除してくれます。
●Googleマップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー
口コミを自社ホームページに埋め込む
なお、Googleマップの口コミは、ホームページへ埋め込むこともできます。
詳しくは、こちらをご覧ください。
4.インターネット上の露出を増やし、コンテンツを投稿する
Facebook、Twitter、Instagramなどの各種SNSや、ホームページのブログ、その他ブログサイト、大手ポータルサイトなど、情報サイトに露出させることで、Googleは「人気があり、他のユーザーに自信を持って情報提供できるサービス」と判断します。
なお、各種基礎情報は、Googleマイビジネスに登録した情報と同様、ホームページをベースに、一字一句同じにすることが重要です。
また、Googleマイビジネスでは、情報発信することも可能です。
「最新情報」「イベントを追加」「特典を追加」「商品を追加」と分類されていますが、どれでも良いので、定期的に発信を続けることで、評価が上がる可能性があります。
各種SNSやブログなど、なかなかすべてに手が回らない事業所は多いでしょう。
そんな時は、ホームページの更新情報のついででいいので、エッセンスだけでも「最新情報」であげてください。
MEO対策をあえてしない、という選択について
はじめにマップ検索でそこにあるとアピールするだけで何らかのメリットがあるなら、有効とお伝えしましたが、そうしたエリアによるメリットがない事業では、必要ありません。
それと、競合があまりに多く、口コミ以外の差別化の難しい事業では、悪い口コミを書かれるリスクを考えてGoogleマイビジネスに登録しない方が賢明な場合があります。
たとえ、マップ検索で店舗や会社が表示され、悪い口コミを書かれたとしても、Googleマイビジネス内の情報が少なければ、信頼性は下がります。
たとえばラーメン屋、美容室、歯医者などの激戦区で、グーグルマップ内の口コミで判断されるようなエリアは、MEO対策を行わない方が良いかもしれません。
それよりも、自社ホームページを強くして、グーグルマップ経由で来る顧客を想定しない集客の仕方に力を入れた方が、時間もコストも無駄にしないと思います。
MEO対策が有効になるケースが多いのは確かですが、あえて、MEO対策をしないという選択肢もあるので、中長期でお考え下さい。
コロナショックにより、人の暮らしから考え方、働き方は大きく変わるのでしょう。
どうなるのか?というよりも、どう生きたいのか?
たいせつな人たちと楽しく人生を送る為に必要な資産と、生き方を、ない頭で頑張って考えてます。あなたのお役に立てれば幸いです!