100年一貫して続く組織を創るということ
孫子は「不敗の地」に立つことを説いています。
敵が仕掛けてこようとも思わないような、強さを持てということです。
優位になるところでは圧倒的に優位に立ち、劣勢な場面では戦わない。
「小さくても強いお店」と先だって書きましたが、そんなチームが勝っていくには、自分たちの優位な場所で勝負すること。
広大な平地や辺り一面敵だらけのところで戦っていては、囲まれたら最後です。
敵は少なく、四方は守られていて、攻めるポイントは圧倒的に強い。
カルツォーネ専門を孫子の兵法で分析するというテーマですが、今回は「法」。
100年経っても優勢でいられるように、小さくても強い組織を創るには?と考えていきます。
法
そもそも100年続く組織ってどんな組織だろう?
同じような疑問を持って調べた人は結構いるようで、インターネットでも出てきますが、それらをまとめると「人を大事にする組織」「時代により柔軟に変容できる組織」というのが2つの大きな理由だと見ました。
中でも<法>について私は知りたかったのですが、考えてみれば、法とは時代により変わります。
社会における広義のルールと当レストラン独自の狭義のルールにおいてもひとつひとつ判断が必要です。
それを今、核メニューをカルツォーネにしてはどうかと検討している段階で、決めていくのは時期尚早でしょう。
ただ、100年持続させるために私が考えていたことはそうずれてないだろうと思いました。私の教科書は「孫子」です。
孫子はやっぱり、すごい。
負けない為にどうしたらいいかを100年36,500日考え続ければ、必ず続く。
理念を持ち、当レストランのスタッフになる人たちに理解してもらえるよう、お店作り、人材教育、商品開発、利益分配、すべてにおいて一貫させればいい。
ここ数日、考え続けた「カルツォーネを孫子で分析する」ことこそ、持続するために必要なことなのではないか?
孫子の五事
<道>はその大義を。
<天>は時代を読むことを。
<地>は他に負けない強みを。
<将>は心がけを。
<法>は組織づくりを。
それぞれ、ことあるごとに深めていき、更新していく必要があると感じています。
<道>の動機は強ければ強いほど良く、<天>は成功確率を高め、<地>は何に力を入れたら良いかが明確になる。<将>は人の器を大きくし<法>は組織を作っていく。
カルツォーネ専門店始動?
結論。
カルツォーネは、100年持続させるための核メニューとしてそん色ないメニューであると確信しました。
ただ。
大きな問題が。。。
いま、カルツォーネを石窯で作りたくても、作れる環境にない。
レストランでの提供は可能でも、テイクアウトで持って帰って、本当に美味しいの?
通販で、販売することって、実際、どうなの?
ほとんどの過程に石窯なんてないし、オーブンで代用可能なの?
冷凍で発送するなら、それなりの設備って必要なんじゃないの?
・・・・・・・・・
そんなたくさんの課題に、今すぐに、取り組んでいけない。
いずれにしても、私の目指すべき道のひとつは明らかになりました。
カルツォーネになるかどうか100%決めてませんが、さらにイメージを深めていきたいと思います。



コロナショックにより、人の暮らしから考え方、働き方は大きく変わるのでしょう。
どうなるのか?というよりも、どう生きたいのか?
たいせつな人たちと楽しく人生を送る為に必要な資産と、生き方を、ない頭で頑張って考えてます。あなたのお役に立てれば幸いです!