カルツォーネは100年堪えうるメニューになるか?
【カルツォーネ】は当レストランの看板メニューになりうるか?
徹底分析しています。
孫子は戦う前にまず、その戦はしていいものなのかどうか5つの要素で考えろといいます。
それが、
一に曰く道、二に曰く天、三に曰く地、四に曰く将、五に曰く法
昨日は<道>と<天>について考えました。

目的は、≪100年続くレストランを創る≫です。
そのために、核となるメニューとして候補に挙げた「カルツォーネ」で本当に勝負していいものかどうなのか、しつこいくらい考えなくてはなりません。
なぜなら、その判断次第では敗れることもありうるからです。
敗れるとは、100年持続しないということ。
下手をすれば、事業に失敗して、食べていけなくなるかもしれない、家族を養えないかもしれない。
孫子は、冒頭でこういっています。
兵は国の大事なり。死生の地。存亡の道なり。
まさに生きるか死ぬかの戦です。
地
地の利。
他の誰も追随できないほどの強みはあるだろうか?ということ。
自らが守るには易いが、他が攻めるには険しいところへ立てるか・・・?
まず立地です。
考えているのは、東京の郊外でありながら、ちょっとした観光スポットもあるところ。
武蔵野市、立川市、八王子市あたりを考えています。
なぜか?
理由はいくつか「考え」があるのですが、ここでは多くを語りません。
カルツォーネを売りにした場合さらにそれを強みとする「地の利」とは?という条件で、考えます。
レストラン×アウトドア
カルツォーネは、石窯で焼こうと決めています。
理由は、一般の家庭では本格的な石窯は中々設置できないのと、400度を超える超高温で焼き上げるので、調理時間は2~3分で済むこと。
また、焼き上げる際にはライブパフォーマンスを演出できます。
一番の狙いは、レストランとアウトドアとの融合です。
ヨーロッパでは庭に石窯を設置して、外で食事を楽しむ人も多い。
確かに、美しい景色を見ながら、豊かな自然の中で食べた方が何でも美味しいですよね。
グランピング
いま、グランピング(グラマラス・キャンピング)がブームです。
風呂やトイレ、ソファ、ベッドなど、ホテル並みの設備を整えてある豪華なキャンプスタイルですが、石窯で焼いたカルツォーネをそうした環境で楽しめるようにしたいと考えてます。
相乗効果をどれだけ狙えるか?
<地>の概念はとても難しい。
考えれば考えるほど、あれもこれもと足し算したくなります。
でも、ちょっと待て、、、掛け算じゃないと、望むような成果は出ないんじゃないか・・・?
私は魚の流通の源流で学んできた経験もあり、魚料理も売りにしたいと考えていました。
もちろん、まだ捨てたわけではないのですが、カルツォーネと掛け算になるだろうか、、、
と考えると疑問です。
これがたとえば、海の近くで店を構えるなら、いいかもしれない。
それもいい。
ただ、カルツォーネと魚介料理の店?
お客様はどう思うだろう。
ちょっとインパクトにかけますよね。
私は確信が持てない。
やっぱり、やるなら「カルツォーネ専門店」の方がわかりやすい。
魚は私の強みでもあるので、看板にしないまでも、料理に取り込んだら良い。
いずれにしても、カルツォーネを食べるのに理想的な環境は?
という視点で、景観や、建物、音楽、カトラリー、メニューに至るまで考えていけば、HICO独自の空間は作っていけると思います。
ここをどれだけ考えられるかで、容易に真似されないレベルまで近づけるはず。
高級ワインも楽しめる洗練されたカルツォーネ
カルツォーネは安売りするつもりありません。
美しい景観と上質な空間で楽しんでいただき、高級ワインのお供としても成り立つほど、質の高い品質にしたい。
それには、商品開発です。
カルツォーネはレストランでもテイクアウトでも、そして通販でも販売していきます。
そうした道を作っておかないと、行き詰まる可能性がある。
この開発をとにかく推し進め、ノウハウを積み重ねていくことで、さらに優位に立てると考えています。


コロナショックにより、人の暮らしから考え方、働き方は大きく変わるのでしょう。
どうなるのか?というよりも、どう生きたいのか?
たいせつな人たちと楽しく人生を送る為に必要な資産と、生き方を、ない頭で頑張って考えてます。あなたのお役に立てれば幸いです!