100年持続するレストランを創る。
その一歩は、2017年から始まりました。
当初、2019年には開業したいと思ってましたが、諸事情により途中で2021年に延長しました。
2018年は、レストラン開業への準備をしつつ、100年持続する為に、どんな基盤が必要になるのか。
料理、サービスだけでなく、精神のあり方、建物の作り、コンセプトを見つめなおし、深く掘り下げていった年でした。
そうした思考の数だけ、基盤が固まるのではと思います。
一方、私個人の人生においては、信頼していた人に裏切られ、それまでの生き方や姿勢を見直す必要に迫られました。
よく言われることですが、信用を得るのには長い時間がかかる。しかし、失うのは一瞬です。
たったひとつのウソ。
それが、積み重ねてきた信用のゆがみとなり、その上に重ねるほど、倒れた時の損失は大きい。
その怖さを知りました。
人はなぜ、ウソをつくのか?
今回の経験で、よくわかりました。
ウソをつくのは、人間が弱いからです。
本当のことをいって現実に起こる事に対し、向き合いたくない心の弱さから、ついウソをつきます。
仕事でミスをした。
黙ってたら、わからない。
これくらいなら、いいか。
ひとつ、小さなウソをつくと、それは、次に似たようなことが起こったときに、判断が鈍る。
・・・ばれなきゃ、いいか。
強い信念を持っている人は、ウソをつきません。
誠実に生きたい。
そう思って生きている人は、自分を守る為にウソをついたりしないものです。
しかし、、、しかしです。
この世に、絶対といいきれることはそうありません。
強い心の持ち主でも、環境によっては、ふっと魔が差し、負けてしまうことだってあると思うのです。
ひとつ、間違えば、裏切った相手は自分自身だったのではないか?
同じ環境に置かれたら、自分だって、同じようにウソをついたのではないか?
自分の身に置き換えて深く考えたとき、なんとなく、気持ちがわからないでもなかった。
私には信念がある。
だから、そうはならない。
そういう自信はあります。
でも、追い詰められ、それが例えば大切な人にも被害が及ぶとすれば、、、
迷うかもしれない。
実際、裏切った相手は、根は悪くない人間です。
思いやりは持ち合わせている。
そんな人間をそこまで追い詰めた責任は、別のところにあるかもしれません。
ウソをつき、裏切った本人が一番、悪い。
ですが、マネジメントが出来ていれば、起こり得なかったことかもしれません。
人間を見抜くこと。
人を育てる環境にある場合、その人の力量、限界値は深いところまで理解しておくべきです。
絶対に売上をあげなければならない。
その重圧を人にかけるなら、正否判断のしっかりできる人以外はしてはいけません。
信念がなく、心の弱い人には無理なのです。
もし、誤って、そんな人に任せてしまえば、絶対に売り上げなければならない。
という言葉を、どんな不正をしてでも売上を上げなければならない。
と置き換えてしまう可能性が高い。
「2018年、総括」というつもりで書きましたが、ほとんど、マネジメントの問題になってしまいました(笑)
コロナショックにより、人の暮らしから考え方、働き方は大きく変わるのでしょう。
どうなるのか?というよりも、どう生きたいのか?
たいせつな人たちと楽しく人生を送る為に必要な資産と、生き方を、ない頭で頑張って考えてます。あなたのお役に立てれば幸いです!