「思考が浅い!」
と恩師には何度も言われました。
「表面しか見ていない」
「それは対処療法であって、問題解決にはなってない」
「もう一歩、深く考えろ!」
とか。
思考が深いってどういうこと?
長い間、思考が深いってどういうことか、わかりませんでした。
もう一歩、深く考えろというけど、「できるだけ深く考えた結果なんだけど・・」
と困ってしまった。
思考の深さには段階がある
経営コンサルタントの石原明氏が以前、言っていました。
思考の深さには6段階あって、上の3段階は左脳で考えられる領域。
下の3段階は右脳で考える領域なんだと。
思考の深い人は、浅い人に比べ、同じ景色を見ても気づくことが10倍以上違うんだそう。
では、思考を深めるにはどういうことをしたら良いのか?
同じことを何度も何度も考える
石原氏は、思考を深めるには、なるべく同じことを、何度も何度も考えることが一番いいといいます。
人は、毎日、ふらふらと、いろんなことを考えながら生きてます。
それは脳の特性で、あっちこっち考えるようになっているんですね。
何度も何度も同じことを考えるというのは、脳には苦痛を与えることで、脳にとっては、新しい刺激がはいるとそれを考える方が楽らしいのです。
でも、そうやって流されていくと、深さは生まれない。
本の読み方で分かる思考の浅い人と、深い人
そんなことを聞いて、思い当たる節がありました。
本の読み方です。
量に関しては、同世代の人と比べて10倍以上読んでいる自負があります。
でも、同じ本を何度も読んだ経験は少ない。
次々と、新しいものを手に取ってきました。
たしかにこの読み方だと、本当に著者が書きたかったことや、真意に気づけないかもしれない。
Amazonのレビューなど見ていた時、自分よりも深く読み込んでいる人の意見に出会うことがありますが、その違いなのかもしれません。
失敗を「ま、いいか」で終わらせる人と改善する人
失敗をして、すぐに切り替えることは大事です。
ひきずっていては、次の仕事ができません。
でも「なぜ、失敗したのか」を深く考えもせず、次の仕事にうつってしまったら、同様の失敗をするかもしれない。
多くの成功者たちは、なぜ失敗したのか、原因を突き止め、次失敗しないためにはどうすれば良いのか、改善しなさい、と教えています。
石原氏も、そうしていかないと仕事ができるようにならないと言っていました。
「ま、いいか」で終わらせる人は、そこで思考がストップしてしまうんですね。
「なぜ」を考える人は、もう一段、思考が深くなる。
恩師が「もう一歩、深く考えろ!」と叱ったのは、それを言いたかったのだと思います。
思考を深めるために実践していること
以上を踏まえて、思考を深めるために以下を実践することにしました。
- 引っかかったことについて、何度も何度も考える。
- 本を読んだら、どんな内容だったのか、どういう影響を与えてくれたか、まとめる。
- 失敗したら、原因を突き止め、繰り返さないように改善する。
それにしても、今まで知らなかったことを知れること、気づけなかったことに気づくこと、分からなかったことが分かるようになることっていうのは、何ともいえない嬉しさがありますね。
コロナショックにより、人の暮らしから考え方、働き方は大きく変わるのでしょう。
どうなるのか?というよりも、どう生きたいのか?
たいせつな人たちと楽しく人生を送る為に必要な資産と、生き方を、ない頭で頑張って考えてます。あなたのお役に立てれば幸いです!