考える必要のないことと、しっかり考えることを整理する
業務の効率化を常にはかる。
それは、ビジネスにおいて誰もが考えていることだと思います。
目的は、大事な仕事にかける時間をより多く取る為。時間というのは誰もに与えられた平等な資源だといわれます。
私の場合、本業に多くの時間を取られるので、『溶岩焼とカルツォーネの店HICO』のことは日々、少しずつ、積み重ねていっている状況です。ただその中でも、いかに効率化を図り、考える時間をとってくるかというのは、とても大きな課題。
朝の気は鋭
朝、というのは、前日の疲れもとれて、脳の状態もいちばんフレッシュで、冴えているのだということが周知の事実となってきました。孫子の時代から、「朝の気は鋭、昼の気は惰、暮れの気は帰」といいます。カーテンを開け、朝の日の光を室内に入れるだけで、気持ちはすっきりと生まれ変わる。朝5時なら、多くの人が寝ている時間帯なので、誰にも邪魔されないひとりの時間になります。
朝はこの奮闘記を書き進め、未来を考えるのに最適な時間です。以前は、本業の事務作業など、一気にかたづけたりしましたが、この時間にその作業を持ってくるのはもったいない。それほど、考えなくていい作業だからです。
考える仕事とそうでない仕事
レストランという現場は、肉体的にも、知性的にも結構ハードなところがあります。動きながら考えることが常に求められるからです。もっとお客さんに行き届いたサービスをするにはこれでいいのか?いまの会話の仕方はあっていたか?このお客さん元気ないが、何かあったのだろうか?次の料理を作り始めるタイミングはまだ早いか?・・・等々、例を挙げればきりがありません。
でも、いちばん考えなくてはならないのは、お客様を迎える前の準備段階です。
私がいつも心がけている孫子の言葉。「勝兵はまづ勝ちてしかる後に戦いを求む」。要は、やる前に勝つということです。お客様をお迎えしてから慌てたり、ミスしたりすることのないよう、とことん準備をしておく。
やってみなければわからない。というのでは、準備が足りません。
『溶岩焼とカルツォーネの店HICO』もOPENする前に、とことん準備してシュミレーションしていきます。そのために考える時間を作ってくること。日々の忙しさに流されて、つい忘れそうになることがありますが、大事なことを整理しながら進めていかないと成るものも成らないぞと気を引き締めています。
コロナショックにより、人の暮らしから考え方、働き方は大きく変わるのでしょう。
どうなるのか?というよりも、どう生きたいのか?
たいせつな人たちと楽しく人生を送る為に必要な資産と、生き方を、ない頭で頑張って考えてます。あなたのお役に立てれば幸いです!