人の力ではいかんともしがたい、法則
この世には、地球が丸いのと同じように、法則があります。
有名なのはパレートの法則でしょうか。
2割の要素が、全体の8割を生み出している、というもの。
働きアリはみんなが同じように働いているように見えますが、実は違います。
本当に頑張って働いてるのは2割で、この2割のアリが全体の8割の食料を集めてくるんです。
同様に、飲食店の売上の8割は2割の常連によって支えられている。
2割のメニューが、全体の8割の売上を支えている。
ユダヤの法則
パレートの法則に近いのが、日本マクドナルドを創業した藤田田さんがビジネスに取り入れたユダヤの法則です。
ユダヤの法則では、78:22。
これが黄金律だという。
たとえば、海と陸地の割合は、海が78%、陸地が22%。
空気に含まれる窒素とその他の気体の割合は、窒素が78%、その他の気体が22%。
善玉菌と悪玉菌(ベストの状態)の割合は、善玉菌が78%、悪玉菌が22%。
人体の血液と残りの骨や筋肉の割合は血液が78%、骨や筋肉が22%。
正方形の面積の割合は、正方形に内接する円の面積が約78%、正方形の残りの面積は約22%。
人間の体の割合は水分が78%、その他が22%。
お金の貸し借りの割合はお金を貸したい人が78%、お金を借りたい人が22%。
これが、法則というものです。
多くの人が知らない、経済の法則
経済にも法則があるという。
誰かの負債は、かならず誰かの債権である、というもの。
もっと分かりやすく言うと、誰かの借金は、誰かの資産。
誰かの黒字は、誰かの赤字。
そう考えてみれば、当然なんです。
国の借金は、国民の借金?
では、国(政府)の借金は、誰の資産なのか?
ここを国民、と勘違いしている人が多い。
政府の借金は、国債を発行し銀行等に買い取ってもらうことによって、お金を発生させています。
政府が借金しない限り、国民は豊かにならない!
たとえば国債を1億円発行して、公共投資に使われたとすると、民間の企業に支払われ、それが給料として分配され、その分、国民は潤います。
政府はたしかに1億円の借金を負う。
ではその借金を回収しようとするとどうなるか?
国民から税金として徴収するわけです。
ということは、1億円回収すれば、国民の資産から1億円が失われる。
そう、政府の借金は、国民の資産ということになります。
プライマリーバランス黒字化目標=国民貧困化計画?
政府の借金は、国民の資産。
ということなら、政府が掲げている2025年までのプライマリーバランス黒字化目標は、とんでもない計画だとわかります。
プライマリーバランスとは、政府の借金に対する税収の差額。
黒字化するということは、国民から税収によって、資産を巻き上げることに他なりません。
別の言い方をすれば、プライマリーバランス黒字化目標は、国民貧困化計画と言い換えられるのです。
黒幕の存在
政府はなぜ、そんなことを堂々と目標に掲げるのか。
そしてまた、私たち国民は選挙や世論によって結果的にそれを後押ししてきたのか?
そこには大きな誤解と、特定の人だけが潤う資本主義の闇があることが分かってきました。
それについてはもう少し勉強した上で、わかりやすく書きたいと思います。
経済問題は、事業を営むうえで切り離して考えることは出来ません。
正しい知識を知り、経済活動を行う中で、少しでも日本の未来に貢献したいと思います。