精神的な鎖国状態でいることの危うさ

宗教、政治、経済、歴史・文化

この5つをコツコツとで良いから学んでおくように、と言われました。

グローバル社会において欠かせない、必要最低限の知識だからです。

インターネットの発達、AIの技術革新により、物理的な国境がなくなってきました。

日本は世界の中でどういうポジションにいて、どんな強みがあり、弱みは何か

ということが分かっていないと、世界がますますグローバルになっているのに、日本は取り残されていくでしょう。

私はグローバルな視点に明るい訳ではありませんが、マーケティング視点で考えた時、非常に危うさを感じます。

精神的な鎖国状態

日本の異常さは、食の廃棄問題と世界の飢餓人口を知るだけで分かります。

まだ食べられるのに廃棄されている食品は、年間643万トン

1日に換算すると、1.7万トンです。

これは、成人男性がお腹いっぱい食べれる1日あたりの食品重量が2kgと考えると、850万人分に該当します。

大阪の人口がだいたいそのくらいですから、大阪人をまるごと賄える量ですね。

しかも、お腹いっぱいになれる十分な量です。

一方、世界では8億2100万人の人が飢えに苦しんでる。

人口増加という別の巨大な問題もありますが、人としてどうあるべきか?という面では由々しき問題です。

無知は罪

グローバル社会においては常識的なことを「知らない」では、済まされないですよね。

食材を無駄にしたり、下品な使い方をして、SNSで拡散させた大手飲食店フランチャイズ内の「バイトテロ」を世界がどう受け止めたか。

賞味期限切れの食品を誤って提供してしまったホテルが、再起できないまでに叩き潰してしまったメディアが本当に正しいのか。

日本では850万人がお腹いっぱいになるくらいの食品が、毎日捨てられてるのに、日本人口の7倍の人たちが食べれなくて苦しんでいるこの現実は何なのか?

こうしたことを知ると、日本がどれだけ人格の低い国民かわかってしまいます。

鎖国状態の危うさ

マーケティング視点で考えた時、市場の中で自分がどのポジションにいるかを知ることは必須です。

でないと、戦い方がわからない。

絶対に負けないための法則は、

彼を知り己を知れば百戦してあやうからず。———孫子『兵法』

日本では、小さなどうでもいいことに捉われすぎて、グローバル社会で生き抜く準備ができていません。

日本の借金は、日本人みんなが必死になって稼ぐ金額の倍以上の額になっていて、それは年々増えています。

返済の見込みはないそうです。

ということは、いずれ破産する。

そうなった時、それまでの当たり前が、当たり前じゃなくなるという大きな変化が一瞬にして起こります。

たとえば、医療費は全額負担になるし、ごみ収集車は回収に来ません。

払った年金は戻ってこず、輸入品は軒並み高騰します。

豚肉も、パスタも、うどんさえも高すぎて、日常的に買えなくなるかもしれません。

精神的に鎖国状態でいると、対応できず、家族を養うことさえできなくなる可能性がある。

宗教、政治、経済、歴史・文化

それらを学ぶことは、もはや必須だということでしょう。

目次