人が恐れるものの正体

危機の時、その人の真価が問われるといいます。

新型コロナウイルスの影響拡大は、国にとっても、企業にとっても、個人の生活にとっても、危機。

周りを見ていると、メディアの情報に振り回されパニックになっている人、それを煽る人、神経質になりすぎる人、バランスを欠いた判断をするリーダーや他人のことなど気にしないという勝手な人、自分さえ良ければいいとトイレットペーパーを買い占める人・・・様々です。

でも、恐れを抱く理由は共通しています。

わけがわからないからです。

ワクチンも開発されておらず、感染経路にも不気味な点が多い。

どこに地雷が埋めてあるかわからない大地を歩くようなもので、ビクビクしてしまう。

メディアの罪

もし、メディアの取り上げ方、報道の仕方が、もっと人格の高い在り方であったなら、ここまでパニックにはならなかったでしょう。

メディアはあまりにも、守銭奴的。

考えているのは、視聴率を稼ぐこと、韻文・雑誌を売ること、アクセスを集めること、広告収入を最大化すること・・・

自らの収益ばかり考えています。

どうしてそう言えるかというと、

「ここにも地雷が埋まってるかもしれません」「あそこにもあるかもしれません」「また一人、犠牲者がでました」「今度は○○で一人」・・・。

そんな類のニュースばかりで、まともなニュースがあまりに少ないからです。

<不安を煽る>手法はブラックマーケティングと呼ばれますが、人は不安のままでいることに耐えがい苦痛を感じ、何とかしたいと思う

メディアのビジネスモデルはそうして不安を煽り、人を集めてきて、販売・あるいは広告収入を得て、収益とします。

もちろん、すべてのメディアがそうだとは思いませんが、お陰様でマーケットは混乱し、飲食業は苦戦を強いられることになりました。

リーダーへの不満

今回、パニックが広がったのは、政府の対策にもあったのではと思います。

新型コロナが日本で確認されたのは、1月14日。

1か月後に41人となりました。

日本政府は、重篤者を中心に検査している為、潜在的な感染者はもっと多くいるのではないかと見てますが、おそらく間違いありません。

入国規制

今更、文句をいっても仕方ないのかもしれない。

それでも、言わずにはいられません。

新型コロナウイルスの発生源である、中国人の入国規制をしたのは、なんと3月に入ってから

1か月半も、判断が空きました。

理由は、中国の習近平国家主席を国賓として招く予定があったこと、インバウンドで外貨を得たかったこと、新型コロナウイルスの終焉を共同で発表し、オリンピックへと繋げたかったこと等が考えられます。

しかしもし、他国と同じように早々に入国規制していたら?

ここまで影響が拡大することはなかったのではないでしょうか。

ちなみに、アメリカはじめ、他国はいち早くその水際対策を取りました。

突然のイベント自粛要請、小中高休校

増税後の前年GDP対比は年率でマイナス7.1%

明らかに、増税により国内の消費は減退しました。

その上、このコロナショックです。

3月は本来であれば、歓送迎会に花見に、人が動くとき。

そんな中、不用意に発表されたのがイベント自粛、不要不急の外出自粛、小中高休校の要請です。

先だっても書きましたが、経済が減退するリスクと、それらを要請した時に起こるリスクと、どちらが大きかったのか

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明らかに、経済減退のリスクが大きい

実際、私の知る飲食店でも存続が危ぶまれている店舗が数多くあります。

いずれも、丸ひと月、お客さんが来なければ運用資金が回らない小規模な飲食店です。

融資が出るとしてもそれは借金。

すぐに収束して、すぐに連日繁盛すれば良いでしょうが、そう簡単に戻らないでしょう。

政府への不満は禁じえません。

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