供給能力が需要を上回れば、デフレ。
需要が供給能力を上回れば、インフレ。
日本は長年、デフレに悩まされていますが、どうすればデフレ脱却できるか?
単純に考えると、需要が供給能力を上回ればいいということになります。
では、そうするにはどうしたらいい?
不足してるなら生み出せばいい
需要が不足しているなら、需要を生み出せばいい。
でも、どうやって?
需要とは、私たち国民の消費や投資意欲です。
当然、それにはお金がいる。
さらに、お金を払いたくなる供給能力(商品・サービス)がいります。
MMT
日本のように円という独自通貨を持ち、ドルやユーロなどの外国為替との相場は固定していない国家にデフォルトはありえない。
そう提唱するのがMMT(Modern monetary Theory)現代通貨貨幣理論。
MMTに従えば、過度なインフレにならない限り、政府はいくらでも貨幣を発行できるというものです。
具体的には、国債を発行して、公共投資や地方債、給付金のように国民の預金を増やす形で市場に投入します。
財政破綻論は無意味な議論
日本は、国内全体で年間に稼ぐお金の2.4倍の借金がある借金大国だから、節約しなきゃならない!
これから高齢者が増えて、社会保障費が膨大になるのに、どうやってまかなっていくんだ!
そうした10年前からそうした論調が主流でした。
私もそうと信じていた。
でも、事実はそうではありませんでした。
上記のように、MMTが正しかった。
考えてみれば当然で、いくら借金しても、政府の小会社である日本銀行が無制限に買い取ればよく、返済できなくなれば、通貨を発行してそれで払えばいいんです。
需要と供給のシーソーゲーム
最近、思いました。
経済成長とは、需要と供給のシーソーゲームなんだなと。
需要が足りてないなら、需要に加担し、供給が足りてないなら、金利を上げたり、税率を増やしたり、供給を抑えるように加担するのが、経済政策なんですよね。
今回、新型コロナウイルスの影響で、新規国債発行が70兆円をこえました。
これは2008年のリーマン・ショック、2011年の東日本大震災の倍以上の国債発行額です。
国債発行すると、金利が上昇し、利払いを払えず、デフォルトすると言われていましたが、全くその気配はありません。