何度も触れてますが、今後日本は超少子高齢化社会で、2025年には3人に1人が65才以上という人類未踏の時代に入ります。
100年持続するには、できるかぎり小資本で、最小単位で運営する必要があると考えました。
迫られているのは、組織を作るか、ごく限られた人数、最初は1人で運営することをベースに考えるか。
どれだけの収益を得たいかにもつながるので簡単には答えが出せず、また状況により環境も変わるかもしれません。
いずれにせよ、コンパクトでありながら強く、その中で最高収益を目指すことは持続型レストランを作るために必須でしょう。
どんな時代が来ても揺らがない仕組作りは欠かせないからです。
アウトソーシング=仲間づくり
アウトソーシングとはそもそも何かというと、業務委託、外注。
従来は同盟に近いニュアンスでした。
最近は「同盟」というより「仲間」といった方が適切な関係になってきている気がします。
互いの専門性を組み合わせて、それぞれの分野を任せてチームを組んだ方が、コンパクトな組織作りができる。
自社に要素を持たないでも活用できるという点で、アウトソーシングは縮小社会で小さな事業が生き残るすべとなりえます。
最も強力な独自性以外は、任せたらどうか?
たとえば、デザートは広島でカフェを営んでるあの子に。
前菜のキッシュは、元同僚で独立したあの人に。
スープは独自のらーめんスープを開発しコンサルティングしている人に。
パンは学生時代からの親友に。
そして、簡単には真似のされない、時点独自の魚料理や、カルツォーネだけは時点で作る。
そんな風にすれば、仕込み時間やメニュー開発、人件費は大幅に削減出来て、最も力を入れるべきところに集中できます。
ONE FOR ALL. ALL FOR ONE.
ひとりはみんなの為に。みんなは一人の為に。
ラグビーでよく使われる言葉です。
本当の意味は少し違っていて、「一人はみんなの為に、みんなは、ひとつの目的のために」
という意味だそうです。
チームを組むなら、そのくらい強固に結びつきたいですね。
人間関係で強く結びつく
強いコネクションは、強い独自性となるでしょう。
独自性とは、他が真似しようと思っても簡単には真似のできない性質のもの。
人と人とのつながりは、一夜にして出来上がるものではありません。
そして、AIにはできないアナログの強さです。
こういった力を磨かなければならない。
アウトソーシングできるところはとことんアウトソーシングして、その結びつきを強め、自店ならではの独自性をひたすら磨く。
そうして極小人数で運営できるように仕組みを作っておくのも検討できるな、と考えていました。